新生児メレナとフィブリノゲン

新生児メレナは、新生児の時期におこる病気で、下血、吐血のような消化器官からの出血が主な症状です。新生児メレナは、ビタミンK欠乏性出血症ともいわれていて、文字どおりビタミンKの不足によっておこる新生児の病気です。ビタミンKを補う事で、治療、予防になりますが、未熟児や少し弱って産まれてきた新生児は、ビタミンKを補っても改善される事が難しく、注射や点滴、進行して重症の場合は手術を行う事があります。新生児メレナは、血が止まりにくい事が特徴です。そのような性質から、過去(平成6年以前)に新生児メレナのように止血困難な場合に、治療方法の一つとして血液製剤のフィブリノゲンを産婦人科などで多く使用されていました。このフィブリノゲンを使った治療方法により、現在重要な問題が起こっています。

c型肝炎と血液製剤フィブリノゲン

厚生労働相によると、平成6年以前に、新生児メレナのような血が止まりにくい病気や過去に大きな手術を受けた事により大量の出血時に使用されたとされるフィブリノゲンの治療を受けた人は、c型肝炎ウイルスに感染している可能性が高いそうです。フィブリノゲンとは、血液を凝固させるための血液製剤で、血液中のタンパク質です。そのために、新生児メレナのような止血困難な治療に使われたとされています。現在、問題となっている原因は、当時の血液製剤の技術が現代に比べ十分では無かった事から、c型肝炎ウイルスを発見出来ないままに、不完全なフィブリノゲンが投与されてしまったことによるものです。もしも、過去に「血が止まりにくい」と診断されたり、自分が新生児メレナや止血困難な病気の治療にフィブリノゲンが投与されてしまっている可能性があるかも知れないと感じた場合は、速やかに、c型肝炎ウイルス検査を受けてください。厚生労働相は、c型肝炎ウイルス検査の呼び掛けを広く行っています。

新生児メレナとc型肝炎

新生児メレナや止血の難しい治療で、c型肝炎ウイルスに感染していると、早期の治療が必要となります。c型肝炎ウイルスの感染源は、フィブリノゲンだけではなく、輸血や血液透析などさまざまです。c型肝炎という病気は、c型肝炎ウイルスによって起こる肝臓の病気です。c型肝炎になると、肝炎を引き起こし、肝臓の働きが正常に動かず、進行すると肝臓がんに発展する可能性もあります。本当に恐い肝炎の病気です。現在は、新生児メレナや止血困難な病気や、状況の中でフィブリノゲンが投与される事もありますが、現在では血液製剤の技術の進歩により、c型肝炎ウイルスの感染は報告されていませんので、安心しても良いでしょう。

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